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11月11日(土)親子観劇会開催
11月11日(土)大分県別府市より «おひとり座じゅん子»で各地を公演されている福原順子さんが太宰府くじら保育園に来園されました。
(福原順子さんプロフィール)
順子さんの、師匠の荒金 学先生は、別府大学短期大学初等教育科の幼稚園コースで教師をされていました。当時の学生さんや卒業生と、湯布院の山を開拓して、(子どもの遊び研究所)山荘四季を建てられました。そこには、保育園、幼稚園、老若男女の方々が、キャンプに来られていました。当時の荒金先生の思いはずっと心に響いて残り続けています。 荒金先生に、「人生ってなんですか?」と、聞いてみると先生は、「せっかく生まれてきたのだから、自分を愛し、精一杯、自分を成長させること。」と仰いました。※じゅん子通信より
福原順子さんは24年間活動を続けてきた山荘四季(子どもの遊び研修所)を卒業し、新たな一歩を踏み出しました。これまで培ってきた人形劇公演や研修、ワークショップ(人形や遊び道具づくり)などに加え、野外活動の出張、羽釜でのご飯炊き、キャンプフャイヤー等のお手伝い、また、自宅公演も行い、 荒金学先生の思いを継ぐ活動を現在も続けていらっしゃいます。
活動報告や作品紹介など、(ひとり劇じゅん子通信)にて配信されています。※保育園にも掲載中
さんちゃん登場!
«山荘四季の人気者だった、さんちゃん»今も人気者。
さんちゃんは4歳、じゅん子さんとの会話、子ども達とのやり取りもとても面白かったですよ、
お膝の上に座って、とってもいいですね~、さんちゃんも、じゅん子さんのお膝の上が一番いいですよ♪みんなも、お膝に座っていいですね~。
人形劇が始まりました。2・3歳児(あめ組、にじ組)はイソップ物語より、≪ねずみの恩返し≫、ネズミが山だと思って遊んでいたのは、ライオンの身体でした。何とか命だけは助けてもらうことができました。
再びライオンが眠りにつくと人間がライオンを捕まえに来ました。
人間につかまってしまったライオンをネズミが丈夫な歯を使って網を破り、逃がすことができました。見ているみんなは一瞬息をのむドキドキ感がたまりませんでしたね。
第2部は4・5歳児(そら、くじら組)≪狼なんかこわくない≫
草原に穴が二つありました。ウサギとブタはおおかみが来たらこの穴に隠れて食べられないようにしようと、思いつきます。この穴は繋がっていてどっちからも出入りできました。おおかみは大きいから、穴には入ってこられません。オオカミなんて怖くない♪怖くないったら怖くない♪と唄っていると・・・
おおかみが、やってきて、穴を石でふさいでしまいます。そして、自分のしっぽで、もう一つの穴も塞いでしまいました。これでブタとウサギは窮地に立たされました。
この時、どんなことを想像したでしょうか、・・・そのとき、子どもたちは、「だめー!」と言い続けていました。
ブタとウサギの会話:「ぼくたちは、このまま食べられてしまうのかな~だんだん空気が薄くなってきた。くるしいよ~」せっぱ詰まった声。 オオカミ:「早く出てこい、パックっと、するっと、たべてやる!!」すると、
園児の一人が、一番前から2列目に移動して、「だめ~、ダメ~」と悲しい声で、言い続けています。すると・・さっと!!子どもの背後から抱きしめるようにお父さんが、守ってくれました。「だいじょうぶだよ」そう物語っていた背中は、いつでも守っているよ!と思わせる光景に、じゅん子さんも、私たちも感動しました。
最後には、ブタとウサギは知恵を働かせ、オオカミのしっぽを思いっ切り引っ張って、オオカミは逃げて行きました!!
人形劇から親子の触れ合いを感じました。一つの物語を共有する事、見方や伝わり方が、違ったとしても、一緒の空間にいる。それが大切なんだと・・・。
じゅん子さんは、しっかりと、子ども達の目を見て語りかけ、形に収まらない自由な空間で、参加できる今回の親子触れ合い公演会は、これから寒くなっていく季節と反対に暖かく続いていくものだと感じました。
ポキポキ操り人形
手袋人形、アヒルちゃん等、道具は身近なもの、全て手作りでした。
「さんちゃんは、丸くてがっしりしたあったかい場所に座りたいな~」その場所は、お父さんの肩でした。
さんちゃん「:大人もお膝に座りたいでしょ?
座っていいよ~」
先生:「ありがとう。じゃあ座らせていただきますね~」
余韻の残る楽しいひと時でした。